2017年05月10日

■デトックスのお話し【小野池ペット栄養管理士】vol.3

夜は地元消防団の操法訓練があり、連日河原で訓練しています。昨日は黄砂が吹き荒れていて、目がかゆかったです。空を見上げると、目に見えて黄色いほこりが舞い上がり、月も霞んでいました。風も強く遅い時間帯だったからでしょうか、いつもは見るワンちゃん達のお散歩には出会えず、少し寂しかったです。ペット栄養管理士の小野池です。

さて、今回はデトックス(浄化)のお話です。デトックスは健康維持に欠かせないのに、関心は低いテーマではないでしょうか。

よく頂く質問「〇〇の病気なのですが、何を食べさせたら、何をあげたらいいですか?」等からも言えますが、皆さんは与えることばかりに気を取られがちに思います。特に春は芽吹きの季節でデトックスをすることに大きな意味があります。デトックスの意味を理解して頂いたら、病気知らずに健康を手に入れることが出来るはずです。

食べる、消化する行為は、もの凄く身体の機能に負担を掛けるのはご存じですよね。自分には無い、異物を体に取り込み、自分の身体が吸収して使えるように消化というプロセスを返して異物を栄養に変えるという作業です。とってもエネルギーを使いますので、内臓も毎日くたくたです。もし、食べ物を入れない日があると、身体は不具合のある場所を調整/修復するのにエネルギーを使うことが出来ます。そうすると、本来持つ【自然治癒力】を引き出してくれるのです。

どういう意味かと言いますと、病気になりにくい体質のこと。つまりワンちゃんやネコちゃんに必要なのは、病気にかかりにくい身体、病気になっても長引かず軽度で治る、そんな身体ではないでしょうか。飼い主さんだったら、誰もが一番に望んでいることでもあります。

では、どうしたらデトックスできるのか?

今回ご紹介するのは初歩的な「簡単ファスティング」です。たとえば、決めた日(思い付きではなく計画性も大切)の朝、いつものごはんの代わりとして1食分を【鹿の匠 丹波】「R-1 あっさりスープ」+メディカルハーブ(作り方は下記に記載)に置きかえ、内臓機能を休ませてあげましょう。

デトックスに良いと言われるハーブ「・バードック根(ごぼう) ・ダンテライオン葉(たんぽぽ) ・リコリス根(甘草) ・ミルクシスル完熟種子(マリアアザミ) ・アルファルファ葉・茎(ウマゴヤシ)」などを乾燥して、「あっさりスープ」に入れ弱火で煎じます。しっかり成分を充分抽出するように煮込み、火から下してひと肌程度に冷まします。出がらしのハーブは一旦取り置き、エキスのみを与えます。取り置いたハーブは、夜ご飯にトッピングして与えてください。

また、生のハーブや乾燥ハーブを手に入れることが難しい方は、グリセリンチンキに成分が溶け込んだメディカルハーブが市販されています。市販のハーブチンキの場合は食べる直前に「あっさりスープ」に数滴(適応量)入れてください。

デトックスの注意点は、新鮮な水分をいつでも飲めるように用意しておくことです。慢性疾患や急で重篤な病気の場合は、かかりつけの動物病院に相談してから行ってください。今回ご紹介の「簡単ファスティング」は、完全なデトックスを目的にはしていません。本格的に病気の治癒や体質改善のデトックス方法は、ホリステック獣医師や専門の栄養士と一緒に行う必要があります。ですが、こんな簡単な「簡単ファスティング」の方法でも長く続けますと、徐々に丈夫で健康な体になってくれます。

春~初夏にかけてのデトックスは「はじまり」「活動再開」という意味で身体(細胞)に必要なプロセスになります。夏バテ予防にもおすすめです。ぜひ、週に1回、少なくとも月に1度は試してみてください。

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小野池智香

ペット栄養管理士 小野池 智香

愛玩動物飼養管理士1級 / 株式会社LIKE TODO JAPAN製薬 代表取締役 / 神奈川県未病産業研究会会員 / 日本乳酸菌学会会員 / 日本食品免疫学会会員 / フードメディシンネットワーク会員 / バッチ財団登録プラクティショナー(BFRP)