ブログ

■わんちゃんの食餌注意項目【小野池ペット栄養管理士】

ご無沙汰しております。もう1年の半分が過ぎ、7月です。夏もすぐそばまで来ていますね。春から梅雨時期は、季節が大きく変わり、体調を崩される方も多いです。

ワンちゃん、ネコちゃんも同じです。この時期は1年の中でデトックスをする季節とも言われています。健康の為に、鹿スープで1Dayファスティング(1日断食)をはじめてみてはいかがでしょうか。健やかな体調へ変化して行くのを実感して頂けると思います。[鹿の匠丹波]商品の「あっさりスープ」はカロリーoffだから安心して1日断食する日に与えることができます。

さて、私が手作りフードをはじめて20年ほど経ちますが、その頃と比べて手作りフードにされている方が増えてきたのは確実だと思います。多くの飼い主さんの不安は、栄養バランスのことが心配でしょうか。また、どの食材が体に良いのかも気になりますね。簡単に情報を得られるぶん、迷ってしまというお悩みもよく聞きます。いろいろな食材が売られていますが、はたして本当に安全でしょうか。

「与えてはいけない食材」があります。「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」(発行:環境省)が以下のように改定されましたので、ご参考までに掲載します。

旧「与えることは避けたいもの」タマネギ、ブドウ、干ブドウ、香辛料、鶏の骨

新「与えてはいけないもの」ネギ類(タマネギ、ネギ、ニラ、ニンニク)、チョコレート、キシリトール入りのガムなど、鶏の骨、生の魚介類(魚・イカ・タコ・エビ・カニ)、ブドウ、干ブドウ

=====

旧「注意が必要なもの、与え過ぎないほうが良いもの」生の魚介類(魚・イカ・タコ・エビ・カニ)、ホウレン草、生の豆やナッツ類、チョコレート、コヒー・緑茶・紅茶など、生卵、砂糖、にぼし、海苔、米飯、レバー

新「注意が必要なもの」レバー、ホウレン草、コヒー・緑茶・紅茶など、生肉、香辛料、生卵(生の卵白)、にぼし、海苔

成分として与えてはならないもの、消化に悪くて与えてはならないものなど、様々です。

=====

旧「その他注意が必要なもの」観葉植物、家庭用洗剤や殺虫剤

新「誤飲に気をつけましょう」ストッキング、靴紐、ひも、糸、竹串、トウモロコシの芯、果実の種、観葉植物

+α 皮の付いた栗、殻の付いたナッツ、虫よけ、薬、電気コードなど、ワンちゃんの生活環境にも様々な注意が必要ですね。

この様に「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」(発行:環境省)に記載されていたものだけでもかなりの量ですが、私が思い付くものを加えると、かなり多くなります。充分に注意して、ぜひ楽しい手づくり食にチャレンジし続けてください。

◆◆◆けれどこれらの中では少し説明の必要な食材があります◆◆◆

新「与えてはいけないもの」のニンニクです。タマネギと同じ成分が含まれているので、環境省ではNGです。獣医師の中にもNGという方は多いと思います。でも本当は、少量は問題ありません。私は、むしろ駆虫効果のあるニンニクは犬には必要で、夏場に与えてもらいたいと考えています。駆虫効果以外も他の食材からは得られない多くの微量の成分が含まれています。ニンニクは、とても皮膚を強くもしてくれるメディカルハーブなんです。

ただ、量が問題です。たくさん頻繁に与えてしまうと、タマネギと同じ溶血作用でダメージを受ける可能性は否定できなくなってしまいます。適量をきちんと守ることによってニンニクから得られる健康があるのです。適量の目安は、犬のお口がほんの少しニンニク臭になる程度です。体重20㎏程の犬で小さじ1/4~半分まででしょうか。

また、手作り食を実践している飼い主さんが一番気にされるのは、新「注意が必要なもの」の生肉だと思います。生肉に空気中の雑菌が付着するのは避けられません。犬や猫も抵抗力が弱っている時はその雑菌でお腹を緩くする可能性があります。『ガイドライン』は最も安全を期した内容で作成されるためにNGとなります。それに対して私は、セミナーでも犬の胃酸はph0の強酸であることを伝えています。健康な場合、多少の雑菌なら怖くありません。

そんな理由から、私の飼っている、若い犬や猫達には生で与えています。シニアになったら、お肉は表面がほんの少し色が変わる程度に温めます。それは、胃で消化しはじめの状態に似ています。体温と同じ温度で与えると、消化もしやすくなります。もし飼い主さんが雑菌を心配するのでしたら、ぜひこの方法を試してください。この程度の加熱でしたら、栄養素を全て失うことは避けられると考えます。ですが、それ以上の加熱は、多くの栄養素や酵素を失うので、せっかくの食餌から精気を得るのは難しくなるでしょう。

ニンニクや生肉に対しては以上のような説明を加えておきますが、それを食材として強要することはできません。犬や猫の日々の状態を一番よく知っている飼い主さんが、ご自身で考え、工夫を重ねていただければと願っています。充分に注意して、ぜひ楽しい手づくり食にチャレンジし続けてください。

TOPへ戻る