2026年01月07日

赤い南天・白い南天

悦子さんぶろぐ ~blog.9を更新しました。

新しい年が始まった。ことさらに新年の抱負などは浮かんでこないけど、まずは世界から不穏な雲が払われてほしい。

昨年暮れ、淡路島で活動しているウクライナのバレエダンサー達による舞台『ドン・キホーテ』を観る機会があって、雨の中淡路島を訪ねた。2022年2月ロシアのウクライナ侵攻によって母国を離れたダンサー達。様々な支援や協力のもと、淡路島バレエ団として活動を続けているとのこと。遠い国の戦争が兵庫県のこんな島にも影響を及ぼしていることに驚いた。『ドン・キホーテ』の舞台は明るく情熱的でコミカルな味わいもあって、観ていて身体が浮くような楽しさを感じた。辛い境遇を踊ることで跳ね返す、そんな力強さも感じた。

終演後、ひとりの青年ダンサーへ客席から質問。「バレエを始めたきっかけは?」彼は詰まりながらも日本語で「お母さんも踊っていました。お父さんも。お姉さんもバレエしてます。それからおばあさんもダンサーでした。だから自然に踊るようになりました。」本当にバレエが好きな国民性なのだと思った。

大晦日、畑奥の鹿供養碑の掃除をしていると、少し離れた塀の繁みに真っ赤な南天の実。きれいやなと近づくと、白い実も覗いている。この繁みに2本の南天が育っていたんだ。嬉しくなって赤い実白い実の枝を切って持ち帰った。

キッチンの棚に飾ってそのめでたい風情を楽しんでいる。そして、あの淡路島バレエの舞台の鮮やかな色彩を思い出し、負けないで、幸あれと呼びかける。

 めづらしく雨となりたる一日を明石海峡大橋渡る

 この橋を越えて観に行く淡路島かよふ千鳥の少女の舞台

 赤い実と白い実南天見つけたよ繁みの中に寿(ことほ)ぐやうな