2026年10月21日

■丹波の秋は・・・

祭り太鼓と里山の恵み

今年は9月の長雨の影響か、残暑の厳しさを去年よりは感じることなく秋へ移行したように思う。10月に入ると冬野菜の種蒔きや苗の植え付けで日々奮闘。大根は順調な成長だが白菜はちゃんと結球するのかどうか・・・後蒔き大根や水菜、小松菜もやっと芽を出して、無事に育っておくれと祈る毎日。

市内あちこちで丹波栗や黒大豆枝豆の販売で賑わい、たけなわの恵みの秋。

さて、村の秋のメイン行事である祭りは快晴の12日に無事執り行われた。
わが村の鎮守の神様は「誉田別命」(ほんだわけのみこと)。山の麓の一宮神社に祀られている近隣3カ村の氏神さま。この一宮神社をはじめ、丹波市内の多くの神社が天正年間に明智光秀の丹波攻めによって焼失している。けれども村人たちの奮闘努力で江戸時代のいつごろかに再建されている。市内殆どの神社が再建の詳しい年月は不明だそうだ。

祭りの朝、3カ村の神輿がこの境内に集まり、神主さんの祝詞と共に祭りが始まる。笛に合わせて獅子舞も華麗に舞い、餅撒きも。神事が済めば太鼓をたたく子供達を乗せて神輿は村中へ降りてくる。村道を練り歩き太鼓の音がドンドンと。わが家は村の下方にあるので、祭り衆が下りてきたら「お疲れさま」と一服をしてもらうのが習わし。
私はそこでいつも鹿肉料理を出している。鹿すじ肉のしぐれ煮と鹿スペアリブのコーラ煮。合わせて5㎏を前日から調理する。鹿料理は普段食べられないからと大人にも子供にも喜ばれる。「今年もまた元気で鹿が食べられました。これで1年頑張りますわ」といつも言ってくれる壮年盛りの男性も。自治会長からの巻き寿司、鯖寿司と大皿幾つも差し入れを頂き、ビールやお茶、みかんにおやつと、みんなでワイワイ楽しむひと時。

「さあ、出発するぞ~ごちそうさまでした!」とみんなの挨拶を受け一行を見送る。ドンドンと太鼓の音がして村道を遠ざかって行く。戸数30戸の小さな村だけれど、子供の数は意外に多くてなんだか嬉しい。来月には燐家にベビーちゃんが誕生予定。さあ来年も元気で鹿料理に励みましょう。なんて、来年のことを言ったら鬼が笑うなあ。