2026年06月19日

もののはずみで

悦子さんブログ~vol.12

 77歳、自転車を買いました。

何気なく通りかかった自転車屋さんの店頭に特売自転車が並んでいました。その中に蘇芳色した綺麗可愛い乗りやすそうな一台が。突然「これ欲しいかも」

思ってもいなかったお買い物。もののはずみと言うんだよね。

イエローラブのマメがいた頃、毎朝5000歩の畦道散歩。その頃は歩くことなど何でもなかったのに、3年前にマメを見送ってからはピタリと止めた畦道散歩。するとどうだろ、ちょっと歩いても腰が痛い、足があがらぬ、屈んだ方が楽。見る間に衰え、家から50歩の畑へ行くのもやっとこさになってしまった。何か楽な移動手段はないものかと思っていたことは確かで、そこに出会った蘇芳色の自転車。これだなと意識が繋がったようだ。

以来、歩いて50歩の畑、100歩の工場へ自転車で行く。前籠に小さなバケツ、手鍬、鋏、鎌の仕事道具を入れて緩い下り坂を楽ちん楽ちんと快走。実際はすぐに到着するので、乗ってる時間は一瞬だけど。

ある時、村の行事のお知らせをするべく自転車で3軒のお宅を訪ねた。1軒では「悦子さん、かっこいいよ!でも気をつけてね」と言われ、もう1軒では無関心。最後の1軒の彼女は「自転車に乗ってたら大した運動にはならへんよ。私も医者から言われたわ。自転車で使う筋肉と歩いて使う筋肉は違うから。とにかく歩きなさいって。」

それから3回に1回は歩いて畑へ。この時期の畑はとにかく雑草に悩まされる。しゃがんでこつこつ草引き。さあ帰ろうと立ち上がる時、腰が伸びぬ。伸びないままに歩きはじめると、いかにもおばあさんの歩み。昔、母が70代の頃、やはり伸びぬ腰をそのままにして歩いていた。「立ち上がって腰を伸ばしてから歩きはじめてよ」と注文をつけていた自分が無知であったと可笑しい。

そんなわけで蘇芳色のわが愛車は77歳を乗せて健気に走っている。

畑では梅雨の晴れ間を縫ってジャンボニンニクの収穫真っ最中。収穫はおばあさんの出る幕ではなく、社長と男性スタッフが専用のスコップで次々掘り上げる。それを女性スタッフがきれいに掃除して茎を結わえて吊るしていく。乾燥したものから出荷。ふくふくと肥えたジャンボなにんにくをどうぞお使いください。ごく少量ならダニ除けとしてワンちゃんにも食べさせてあげられますよ。ペット栄養管理士の小野池さんは次のようにブログに書かれています。

―――少し説明の必要な食材があります―――

「与えてはいけないもの」にニンニクがあります。
タマネギと同じ成分が含まれているので、環境省ではNGです。
獣医師の中にもNGという方は多いと思います。
でも本当は、少量は問題ありません。
私は、むしろ駆虫効果のあるニンニクは犬には必要で、夏場に与えてもらいたいと考えています。
駆虫効果以外も他の食材からは得られない多くの微量の成分が含まれています。
ニンニクは、とても皮膚を強くもしてくれるメディカルハーブなんです。

ただ、量が問題です。
たくさん頻繁に与えてしまうと、タマネギと同じ溶血作用でダメージを受ける可能性は否定できなくなってしまいます。
適量をきちんと守ることによってニンニクから得られる健康があるのです。
適量の目安は、犬のお口がほんの少しニンニク臭になる程度です。
体重20㎏程の犬で小さじ1/4~半分まででしょうか。

―――以上

     もののはづみで自転車買へり

         われにまだ弾みのありて樹下を漕ぎゆく

                           悦子