「夢に【白い鹿】が出てきたんです」と、東京の取引先様から連絡があったと話すのは、丹波市にて日本鹿の食肉加工販売をしている「丹波 姫もみじ」の代表、柳川瀬さんです。早速、丹波市の白鹿神社の話しになり「どうか私の代わりにお参りしてください」と頼まれたそうです。
2017年6月17日の土曜日の事です。晴れ渡る空と、梅雨を感じさせない爽やかな風が吹いています。兵庫県丹波市山南町の太田(おおだ)自治会にひっそりとたたずむ【白鹿(しろしか)神社】があります。
鹿を取り扱い、生業とする私たち【鹿の匠 丹波】にとり、日頃より鹿の有効活用に奮闘しつつも「大切な命をいただく」という気持ちを忘れることなく、良質のペットフードを製造しています。これまでに有効利用された鹿は勿論の事、山々で生き、処分された鹿の供養になればと思い、こちらの神社にて「鹿供養」をお願いいたしました。
丹波の地で「鹿」に携わる者が集い、日頃の感謝と供養として2017年度、白鹿神社の宮司様による【鹿供養】を執り行うことが出来ました。当日の参列者は「丹波 姫もみじ」の柳川瀬さん、「鹿の匠 丹波」の前川進吉と前川悦子、「鹿」の普及活動に熱心な藤本さんと、太田自治会の方(会長代理)の5名です。
この白鹿神社の由緒物語。1746(延享3)年のある春の日。右脚に傷を負った美しい白い鹿が太田の里に下り、川に落ちて流され、 助けた村人の手厚い介護もむなしく死んでしまいました。時の柏原藩主織田公からはお供え物を賜わり、 吉祥として白鹿をねんごろに葬れとのお言葉があったそうです。村人は瑞鹿(しろしか)神社として祀り、以来足の病に霊験あらたかといわれ、お祭には沢山の参拝者が訪れます。(丹波竜の里HPより)
白鹿神社には神器の白鹿の角が祀られていますが、今回特別に撮影させていただきました。