「丹波野生鹿」鹿肉で早速フード作成に取り掛かったのですが、一時期ベル(シーズー12歳男の子)の様態が悪くなり、3日間は悲しみに暮れる日々を送りました。家族も別れを覚悟していました。ところが、奇跡の復活を遂げ徐々に体力も回復しつつあります。一安心です。しかし、ベルには幽門狭窄症という病気があり、胃から腸に食べたものがスムーズに送れなくなっています。今後も嘔吐を繰り返すと思いますが、消化の良い食事を作りサポートしていきます。
今まで、牛筋肉を圧力鍋で柔らかくし、それをドライフードにかけて与えていたのですが、鹿肉は今まで以上にベルもマロ(ダックス7歳男の子)も大喜びでした。鹿肉ジャーキーは少し大きくても胃から腸にスムーズに流れていくようで、とても元気になっていました。まだグリーン・トライプは調理をしていないのですが、一日でも長く我が家の一員としていてくれるように、好みの調理法を考えたいと思います。
①鹿肉ジャーキー 美味しそうです。
たくさんのわんこを元気にしてくれている鹿肉をこれから使っていきたいと思います。ご指導よろしくお願いします。兵庫県Y様(ベルちゃん・マロちゃん)
■ペット栄養管理士 小野池アドバイス
ベルちゃんの体質に合わせて調理を考えたレシピは、同じように幽門狭窄症のワンちゃんの飼い主さんにとっても心強いレシピだと思います。やわらかいジャーキーでしたら、食べ応えもあって、でもスムーズに胃から腸に運ばれるのは、飼い主さんならではのアイデアで関心しました。また、スープ類は水分補給や消化吸収がよい素晴らしい食べ物です。何よりベルちゃんとマロちゃんが大喜びして食べてくれたのが嬉しいです。
鹿肉は漢方薬にもなるほどの滋養強壮があることで知られています。獣医師さんの中には、術後の回復が早く、また大変元気になるので、入院したワンちゃんには鹿肉を生で与えている先生もいらっしゃるくらいです。特にシニアのワンちゃんの体力作りに鹿肉を役立てて頂ければ幸いです。